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しつけ3 分離不安症

しつけ3 分離不安症

投稿者 osawa | しつけ

明けましておめでとうございます。看護士の大澤です。
今年も少ない知識ではありますがしつけについてのブログを頑張って書きたいと思いますのでよろしくお願い致します。

今年1回目のしつけは【分離不安】についてです。

《分離不安症》
飼い主さんがいないと不安で問題行動を起こすことを言います。
わんちゃんは元々ある程度長い時間過ごすことに適応できますので生まれつき【分離不安症】ということは滅多にありません。
分離不安症は、軽度であればしつけの行動のみで治すことができますが過度な分離不安症の場合は行動療法と薬療法(精神安定剤)の併用が必要になります。この行動は年がいっていればいるほど治すのに時間のかかる問題行動ですが必ず治るものです。

「原因」
1.仔犬の時期に一人で過ごすことを学んでいない(社会化不足)
2.常に放し飼い
3.飼い主さんが過度に可愛がることと必要以上の接触によりわんちゃんが自立できていない
→本来わんちゃんは離乳し始めた頃から母犬は仔犬に対して母乳を与えることを嫌がり近づくと唸ったりして突き放します。そうすることで仔犬は自立していきます。

「症状」
1.飼い主さんが出掛けようとすると異常にそわそわし落ち着きがなくなり、吠え始める
2.飼い主さんの留守中に限って物を破壊したりトイレを失敗する
3.一人になったとき飼い主さんがいないことでパニックになり自分の体の一部を舐めたり咬んだりする(自傷行為)
4.食欲がなくなる・下痢・嘔吐
5.必要以上に飼い主さんの後をついて歩く
6.飼い主さんが帰宅すると過剰に出迎える

【対処法】
1. 出かける予定がなくても鍵(音だけ鳴らして慣れさせる)やカバンを持って出かけるフリをして
ドアを閉めてすぐに戻ってきます
→この行動を最初は数秒から始めて少しずつ戻る時間を延ばしていきます。

2.出かける15分前からわんちゃんに構わない(触らない・話かけない・見ない)
  出掛ける振りして出掛けず、知らないうちに出掛けたり帰ってきたりする。
→帰ってきてからも15分以上は構わず無視をします。

3.ゲージ内におもちゃやわんちゃんの安心できるものを入れておく
→帰ってきたら取り上げてください。そうすることでその物があれば飼い主さんは帰ってくると
学習します。

4.テレビやラジオをつけて外出する
→家に誰かいると思わせる

「してはいけないこと」
※おうちの方が帰ってきたときに、家がぐちゃぐちゃになっていても決してわんちゃんを叱らないでください。その時叱ってもなぜ怒られているのかわんちゃんには分かりません。

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ちなみにマミー動物病院のハリーくんは犬舎内以外の場所で1人になると小さい声でピーピー鳴きます。。。
あとはヒトの会話中にも自分が構ってもらえない時もピーピー言ってます☆
常に構ってもらっていた環境にいたのでほっとかれると寂しいようです笑)

お問い合わせ:TEL 042-531-3912

■東京都立川市のマミー動物病院/対応エリア

<東京都> 立川市、武蔵村山市、昭島市、福生市、瑞穂町

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